サッカーはロスタイムだろうがなんだろうが最後に点を入れた
方が勝つ。
例え、オウンゴールだろうが、パスミスだろうが相手のゴール
に球が入れば勝ちになる。残りの秒はパスを回して時間を稼げ
ば、勝ち逃げだ。

オレは最後の最後に、ねっとりとべたつく唇でそっと触れるだ
けのキスをしてやった。本当は離れたくないけど、ゴメンな?み
たいな、諭させるようなキス(常套手段)。
それがこの相手に通用するかどうかまでは考えてなんかいなかった
けど、雰囲気は通じたらしい。
オレは笑いそうになるのを堪えて、そっと体を離すと脱兎のごとく
向きを変えてドアの外へ駆け出した。
ワタヌキは虚を突かれたはずだ。
勝ち逃げ。
それがオレの狙いだった。
オレの熱烈なチューで、完全にワタヌキは勃起していた。かなり
硬く。それに、キスをしている途中でオレは気づいた。
いくらなんでも、勃起したままこのトイレから出るわけにはいかない
はずだ。
オレは廊下を全力疾走しながら、ついに噴出していた。
やった!やった!アイツにギャフンと言わせてやった!!(聞いてないけど)
爽快!!
と、校舎の端まで走って歩調を緩めた時だった。
ガシッと首に腕が回される。
「何、笑ってんだよ?」
振り返る必要も無かった。
ワタヌキ。
「センパイ・・っ苦しいデス」
「オレも、だよ。勃起したまま走らされるなんて、初めてだぜ」
「マジ、放してクダサイ。苦しいっ」
ワタヌキはオレの懇願を無視して歩き出した。
少し廊下を戻って、渡り廊下から理科棟へ入る。
「ドコ・・行く気だよっ」
「備品室」
そう書かれた教室には、雑然と物が置かれ薄く開いた暗幕の隙間から
刺す光がキラキラと埃を輝かせていた。
その暗幕に体を押し付けられる。
「動くなよ。この向こうは職員室だ。ここのカーテンが揺れてたら
おかしく思って、きっと見に来るからな」
なら、こんなとこに立たせるなよ。
「センパイっ何する気デスカ?あッ」
ワタヌキの手がオレのチンポを布越しに掴む。
そのままワシャワシャと動かされて、オレは自然と前屈みになって、
ワタヌキの胸に凭れた。
「夜中の事・・思い出すな。まだ、半日も経って無い」
カッと顔が熱くなる。
こんなもんじゃなかった。コイツに組み敷かれて、直に扱かれて・・
・・それで・・。
「スゲー気持ち良かった・・・、お前は?」
「アッッ」
ワタヌキの手がギュッとオレを握りこむ。次いで、ガチャガチャとベルト
を外されて、ジッパーも下ろさないで、ワタヌキの手が潜り込んできた。
「思い出した?スゲーカチカチ。」
もうどうでもよくなってきた。
何でもいい。気持ち良くって、どうされたって構わない。
ワタヌキの指は優しかった。
カリの頭をスベスベと撫でて筋に合わせて下へ下りる。
掌で包み込むようにされて上下に動かされる。
「・・ッア」
振動で下着と一緒にズボンが落ちる。
苦しいくらいに絞り上げられて、完全に堕ちる寸前、ワタヌキが膝をついた。
一瞬、眩暈がする。
熱く柔らかな感触。ワタヌキの舌がオレのチンポの先を舐めている。
それも止められない。
今、オレはわかってた。どうされるか。ワタヌキがしようとしてる事わかってて
ヤメロって言えなかった。ワタヌキの唇がそこへ近づいてくのをジっと見てた。
だって、スゴイ快感。ねだりたくなる。
「モリヤ気持ちイイ?」
うん、と頷く。
「もっと舐めてやろうか?」
うんうん、と頷く。
「じゃ、後で交代な」
うん、と頷く。・・・コウタイ、交代?
「アッ・・ツゥー・・・・ッッ」
奥まで咥えられて、オレはイッた。柔らかく湿った粘膜の中で動かされて我慢
なんてできなかった。
「あ・・スミマセンッ」
ワタヌキは、ゲフゲフとむせて、口元を拭った。
「言ってから出せよ、お前・・。マジで飲んじまった、チクショー」
「スミマセンッ」
でも、チクショーって、アンタが自分からしたのに。
「モリヤ、キスしろ」
「え!?」
マジで!?今、デスカ!?
「でなきゃ、オレの、飲むか?」
ブンブンと頭を横に振った。
「じゃ、口直しさせろ」
仕方なく、嫌々口付けた。
知らない苦味がする。これがオレの味なんだ。よく飲み込めたな・・。
「こういうの・・慣れてんだ・・?」
なんとなく、気まずくて聞いてみた。
「・・・ヤローのチンポ舐めるのだって初めてだ。」
ワタヌキの自信満々な答えが返ってきた。
そして適当な机に浅く腰掛けると、手招く。
「ベルト外して」
コウタイ・・ネ。やはり、逃れられないのか。
あの一度壊れた雰囲気で、流れないかな・・という淡い期待は見事に破られた。
「ナニ?センパイ命令で無いと動けない?」
「そんな事ッ」
抵抗はある。
でも、(かなり無理やりにヤられた事だけど)気持ち良かったし、口の中に出し
ちゃった・・という負い目もある。
「オレは、飲まないからな」
「ハイハイ」
ワタヌキの前に膝をつく。優しく頭を撫でられて、オレはワタヌキのベルトに手を
掛けた。


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