「センパイ・・・」
やっぱり、どんなに唇を合わせられても、ソコを扱かれるのには抵抗があった。
オレは再び両手を拘束され、ワタヌキに急ピッチで扱かれていた。
ワタヌキも勃起しているのがわかる。
「アアッ」
キュッと絞り上げられる。丁度いい力加減で握り上げられ、ビュッビュッと最
後の一滴まで射精をうながされた。
「サイテー・・だ」
「イッたのに、サイテーは無いだろ」
腹の上にねっとりと出たばかりの精子を捏ねるように伸ばされた。
それを、まだ硬い勃起に塗りつける。
「ヤッ触るな・・・」
「オレに付き合え」
「え」
驚いて目を瞠る。
初めて、このオトコからその類の言葉を聞いた気がする。
と、思うと下半身が異様に熱く感じて目を凝らした。
自分のチンポとワタヌキのチンポが仲良く一纏めに扱かれていた。
「うっアッ」
思わず、仰け反った。自分の精液でワタヌキの手が滑るように動く。
付き合えって・・もしかして、この事?
目に焼きついた光景が快感をさらに強くした。
「ウッヤメ・・・・あ、ア、ア、・・・!!」
パタパタッと液が飛ぶ音がした。だが、ワタヌキは構わず扱き続きた。
「ヤッ放せッイテェよ・・擦れるッ」
「こんだけ、濡れてりゃ、痛いわけ・・ねぇ・・・ウッ------ッッ」
ワタヌキまで、オレの腹に出した。オレの腹の上で二種類の遺伝子が出会っていた。
たぶん、敵同士だろうけど。
それをワタヌキは暫くジッと眺めてから、ティッシュを引き寄せた。
「モリヤ・・・」
雰囲気でキスされる事に気づく。
今更、イヤだとも言えないし、イヤだとも思わなかった。
唇が重なり、舌で舐めあう。舌が触れる瞬間が好きだ。あの濡れた生き物を感じる
瞬間が好きだ。誘い込んで、唾液ごと吸い尽くしたくなる。
「センパイ・・」
「モリヤ・・・」
何も言えなかったし、言われなかった。
オレ達はまたパンツ一枚で、狭いベッドに潜り込んだ。
その日の朝練に出る事はなかった。


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